クイックペイはアプリにクレジットカードを登録することで、スマホ決済ができるようになる後払いサービス。
「クイックペイは現金化に向いていない」「クイックペイでギフトカードが購入できない」といった噂を聞き、どんな使い方ができるのか気になっているという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回はクイックペイの後払いのやり方や、Apple PayやIDなどのほかの決済サービスとの違いを調査しました。
▼この記事で紹介していること
クイックペイが使えるお店やポイントが貯まるのかなどもご紹介するので、参考にしてくださいね。
クイックペイ（QUICPay）とは
引用元：クイックペイ公式サイト
クイックペイとは、スマホのアプリに持っているクレジットカードを読み込ませ登録することで、スマホ決済ができるようになる後払いタイプの電子マネー。
クイックペイで使ったお金はクレジットカードの引き落とし日にまとめて精算されることになっています。
クイックペイを使えばクレジットカードの暗証番号を入力したりサインしたりする必要がないので、スムーズにお会計を済ませることができますよ。
今さらながらクイックペイの便利さに気が付いた今日この頃。カードでタッチ決済できるようになり快適になったけど、更に上があったとは 引用元：X-@IT21592349
口コミでも、スマホをタッチするだけでクレジット決済ができる便利さを絶賛する声が多く上がっていました。
クイックペイプラスとの違い
クイックペイにはさらに便利な機能を追加したクイックペイプラスがあり、この2つの違いは以下です。
| – | クイックペイ | プラス |
|---|---|---|
| 支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード デビットカード プリペイドカード |
| 上限金額 （1回の買い物につき） |
2万円 | 上限なし |
主な違いは支払い方法と上限金額です。
クレジットカードで支払いたくて、尚且つ1回の買い物が少額だという人はクイックペイがおすすめ。
一方で、支払いにデビットカードやプリペイドカードが使いたい人や、高額な買い物にも利用したいという人はクイックペイプラスがぴったりです。
クイックペイ自体に年会費などはかからないため、どちらにするか迷う人はクイックペイプラスにしておくといいかもしれませんね。
クイックペイは現金化に向かない？
クイックペイは現金化に向いていない後払いサービスだと言われているのですが、その理由としては「クイックペイは直接ネットショッピングに使えないから」です。
なので確かに不向きではありますが、絶対に現金化できないというわけではありません。
クイックペイを使った現金化方法は以下の通りです。
少し手順を踏まないといけませんが、現金化する方法はあると覚えておいてくださいね。
商品を購入して売却する
クイックペイを使った現金化の方法として、商品を購入し、それを売却するというものがあります。
ネットショッピングには使用できないため、クイックペイが使える実店舗で商品を購入しましょう。
その後、リサイクルショップに持ち込んだり現金化業者で売却したりして現金を手に入れます。
この方法が1番わかりやすい現金化の方法なのですが、高値で売れる商品を見極める必要があります。
前もってどのような商品が高い買取率なのかなどの下調べが必要となることを覚えておいてくださいね。
話題になっている商品などは高額で買い取ってくれることが多いので、SNSなどもチェックしておくと役立つかもしれません。
クイックペイとKyashを連携させて現金化
クイックペイとkyashを連携させ、後払いチャージを利用することで現金化する方法もあります。
kyashの審査に通過すると3,000円～50,000円の間で後払いが利用できるようになるので、kyashが利用できるAmazonのサイトなどでギフト券を購入し、現金化業者に買い取ってもらいます。
多くの現金化業者でAmazonやAppleのギフト券は高い買取率を誇っているので、初めての人でも安心して現金化できる方法だと言えそうですね。
購入した商品を返品・返金処理してもらう
クイックペイで購入した商品を返品し、返金処理をしてもらうことで現金を手に入れる方法もあります。
クイックペイでは商品を購入した当日であれば端末機で返品の処理ができるのですが、それ以降は注文の取り消しができないようになっています。
そのため商品購入の翌日以降に返品を申し出ると、現金で返金されることがあります。
ただし、この方法に関しては各ショップで対応が変わり必ず現金で返金されるというわけではありませんので気をつけてくださいね。
クイックペイで後払いはできる？やり方とは
引用元：クイックペイ公式サイト
quicpay（クイックペイ）は審査なしで後払いができるアプリです。
現在所有している手持ちのクレジットカードをクイックペイに登録すれば、利用額が毎月のカードの支払い額に合算されて後日口座から引き落とされるという仕組み。
申請なども要らず、自動的に後払いになるので「クイックペイで後払いにするやり方がわからない」という人も安心してくださいね。
iphoneに機種変してクイックペイを使ってみたら良かった。クレカの後払い式なのでチャージは要らないし懸念していた決済スピードも想像よりかなり早かった。 引用元：X-@ms_zx6r
また、クイックペイプラスの場合は登録できるカードはクレジットカードだけでなく、審査なしで作ることができるプリペイドカードでも問題ありません。
クイックペイと他の決済の違いとは
quicpay（クイックペイ）とほかの決済サービスとの違いがよくわからないという人も少なくないと思います。
とくに違いが知りたいという声が多く聞かれたのが以下の4つでした。
それぞれの特徴やメリットをご紹介していきますね。
アップルペイ（ApplePay）との違い
クイックペイを利用しているiphoneユーザーから集まったのは「アップルペイとの違いは何？」というものでした。
クイックペイとアップルペイ何が違うんだよおおお！わかんないよおおお！引用元：X-@togemaru002
クイックペイは「電子マネー」アップルペイは「電子マネーを管理する決済サービス」という大きな違いがあります。
アップルペイは、iPhoneやiPadなどのApple製品でのみ利用できる決済サービスで、クイックペイのほかにモバイルSuica、iDなども登録しスマホ決済として利用ができます。
一方でクイックペイは、アップルペイに対応している電子マネーのうちのひとつ。
例えば、アップルペイが財布だとすれば、クイックペイは財布の中に入っているお金というイメージで考えるとわかりやすいかもしれませんね。
グーグルペイ（GooglePay）との違いは？
アップルペイと同様に違いについて知りたいという声が多かったのがグーグルペイです。
こちらも先述のアップルペイと同じ考え方で、クイックペイは「電子マネー」グーグルペイは「電子マネーを管理する決済サービス」に分類されます。
iPhoneユーザーはアップルペイでしたが、Androidユーザーの場合は、グーグルペイを利用することになります。
IDとの違い
クイックペイ同様にクレジットカードを登録する後払いサービスのIDとの違いも気になりますよね。
この2つは基本的に同じ使い方ができるのですが、違いとして使える店舗が異なるという点が挙げられます。
どちらか片方しか利用できない店舗というのも存在するので、よく利用するお店がどちらに対応しているかを確認して使い始めるのがおすすめです。
また、クイックペイに紐付けできるクレジットカードとIDに紐付けできるクレジットカードの種類が異なるので、手持ちのクレジットカードがどちらのサービスと連携できるかも忘れずに確認しておきたいですね。
クイックペイとID使い出してから財布出すことなくなった 引用元：X-@Setakyun
口コミでは、クイックペイとIDのどちらも登録しておけば、ほぼ財布なしで出かけられるようになるという意見も聞かれましたよ。
VISAタッチ決済との違い
口コミなどでは「クイックペイとVISAタッチ決済も違いがわからない」という声が目立っていました。
VISAのタッチ決済は、VISAブランドのクレジットカードで決済するときの情報読み取り方式のひとつ。
そのため通常のクレジットカードの使用と変わりありません。
支払いの情報はすぐに反映され、国際的に利用が可能です。
一方のクイックペイはあくまでも電子マネーで、紐付けされたクレジットカードから支払うこととなり、国内でのみ利用が可能といった違いがありますよ。
クイックペイが使えるお店｜どこで使える？
引用元：クイックペイ公式サイト
クイックペイは使えるお店が全国で267万ヶ所以上を誇る大きなサービスです。
主に以下のようなお店で利用が可能。
| コンビニ | セブンイレブン、ローソン ファミリーマート、ミニストップ など |
|---|---|
| ガソリンスタンド | 出光興産、ENEOS など |
| ファッション・雑貨 | ユニクロ（実店舗）、LOFT など |
| スーパー | AEON など |
| 薬局 | ウエルシア薬局、スギ薬局 など |
| その他 | ドン・キホーテ、コカコーラ自販機 など |
（参考1）クイックペイ公式サイト-QUICPayの使えるお店
コンビニや大手スーパー、ガソリンスタンドに薬局と幅広いジャンルのお店で利用できますね。
コカコーラの自販機でも利用できるので、ちょっとしたお出かけだとクイックペイだけで問題なさそうです。
クイックペイはコメダ、イオン、ドンキ等使える店多いです 引用元：X-@weisshorn2
口コミでもクイックペイは使えるお店が多いと評判でした。
クイックペイが利用できるお店は随時増えているので、今後さらに便利になっていくのは間違いありませんね。
ネットショッピングでは利用できない？
クイックペイはネットショッピングには利用できません。
クイックペイはカードやスマホを決済端末にかざすだけで支払いができるというシステムなので、実店舗でないと決済ができないと覚えておいてくださいね。
クイックペイを使ってギフトカードの購入はできない？
「クイックペイでギフトカードの購入はできない」という声が聞かれますが、残念ながらこれは事実です。
コンビニなどで販売されているAppleギフトカードやAmazonギフト券などのプリペイドカードはクイックペイでは購入できません。
ほかにクイックペイで支払いができないものには次のようなものが挙げられます。
- 電気・水道・ガス電話など公共料金の支払い
- 切手やはがき、印紙などの購入
- 自治体が指定するゴミ袋・ごみ処理券などの購入
- 電子マネーのチャージ
上記のアイテムはクレジットカードなども使えず、現金のみでの支払いと指定されていることもあるので注意が必要ですね。
コンビニでは一部の電子マネーに対応していることもありますが、ファミマではファミペイ・セブンイレブンではnanacoなど、対象の電子マネーが異なるのでコンビニでギフトカードを購入する場合には電子マネーの種類を確認してみましょう。
クイックペイにはポイントがつかないのは本当？
「クイックペイはポイントがつかないの？」といった疑問の声も聞かれたのですが、クイックペイ自体には独自のポイントを貯めるシステムはありません。
ですが、クイックペイと連携させたクレジットカードなどのポイントやマイルを貯めることは可能ですよ。
例えば、楽天カードを紐付けすればクイックペイでの支払いで楽天ポイントを貯めることができるということです。
クレジットカードのポイント付与
先述の通り、クイックペイと紐付けたクレジットカードのポイントは付与されます。
▼ポイント還元率
| – | クイックペイ利用時 |
|---|---|
| 楽天 | 通常通り |
| JCB | 通常通り |
| VISA | 通常通り |
どのカードも、クイックペイを利用した場合のポイントの還元率は通常のカード利用時と同様とされています。
全然楽天カード使ってない気がしてるのに各種代金とクイックペイが影響して楽天ポイントが貯まるの素晴らしいとおもった 引用元：X-@babolat1007
「あまりクレジットカードを使っていない気がしていたけど、クイックペイの利用で知らない間にポイントが貯まっていた」という経験談も聞かれ、しっかりとポイントが貯められる印象でした。
メインカードとして利用しているクレジットカードをクイックペイに紐付けるのが、1番効率的にポイントを貯められそうですね。
クイックペイ現金化でよくある質問
クイックペイを使った現金化についてよく聞かれた質問には、以下の3つがありました。
疑問点を先に解決しておきましょう。
クイックペイは現金チャージや現金併用はできる？
クイックペイは現金やほかの電子マネーとの併用ができません。
あくまでもクイックペイの一回払いのみになります。
また現金チャージには対応しておらず、クレジットカード・プリペイドカード・デビットカードでのみ利用が可能。
もし「使いすぎが不安でクレジットカードと連携させたくない」と考えているのなら、プリペイドカードを紐付けして、プリペイドカードに現金チャージするといいのではないでしょうか。
クイックペイを使って競輪やギャンブルはできない
全国の267万ヶ所以上で使えるクイックペイですが、競輪やオートレースなどのギャンブルには利用できません。
そのため学生などでも安心して利用することができますね。
金券ショップでクイックペイは使えるの？
基本的に現金でしか金券を買えない金券ショップでクイックペイが使えるのか気になっている人も少なくないと思います。
金券ショップにもよると思うので断言はできませんが、おそらくクイックペイでの支払いはできないものと考えられます。
その理由として、金券ショップはそもそもクレジットカードでの支払いができないところが多いからです。
クレジットカードの決済代行会社に支払う手数料と金券ショップが得る利益を考えると、手数料のほうが高く金券ショップが赤字になってしまう場合が多いので、「現金のみ」とされている金券ショップがほとんど。
クレジットカードを紐付けるクイックペイも、上記の理由により利用できない可能性が高くなっていますよ。
クイックペイの現金化をするならクレカ現金化もおすすめ
「クイックペイは現金化には向いていない」と言われることが多い理由やクイックペイの後払いのやり方をご紹介しました。
ネットショッピングで利用できないことやApple・Amazonなどのギフト券が購入できないことから現金化が難しいと言われていましたね。
ですが、Kyashを連携させたり購入した商品を売却したりすることで、手間はかかりますが現金化することはできそうです。
現在クレジットカードを持っていて、もっとスムーズに現金化がしたいという人はクイックペイではなく、直接クレジットカードを使った現金化もおすすめ。
この記事を参考にして、自分にぴったりな現金化の方法を見つけてくださいね。
▼参考にしたページ一覧
（参考1）クイックペイ公式サイト-QUICPayの使えるお店
（参考2）クイックペイ公式サイト-コンビニで電子マネーを使うには？